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※ノットベーコンレタス
古市の双子の妹と男鹿くんシリーズ。



剏テ市貴之の部屋にて男鹿と古市


「なあ、オレ古市が好きみてーなんだけど」

「はぁあ!?…いやいやいや。悪い、聞き間違えた。もっかい、できればゆっくり言ってくんね?」

「おぉーれぇーはぁーふぅーるぅーいぃー「逆に聞き取りずれーわバカ!……区切って、言ってくれ」

「めんどくせーな。だから…オレ、は、古市、の、こと、が、好き、だ、って」

「……。っちょ、近いから」

「さっきから動いてねーだろ。なんだよその手(胸の前で交差)」

「イヤ…だってだな。ちょ、ちょっと待て。つまるところオマエはそーいう目で、(オレのことを)見てるってことか?」

「そーいう目つーとアレだが…まあそういうことだな、うん」

「そ、そうか……。………うん、まあ、男鹿が真剣ならその想いは受け止める。…でも、悪い。いくら男鹿でもそれは無理だ」

「は?なんで古市にそんなことが分かんだよ」

「なんでってオマエな…」

「あ。もしかして彼氏でもいんのか?」

「いねーよ!彼女すらいたことねーのに彼氏がいて堪るか!」

「は?」

「は?」



〜感情を抑えた慎重な会話により無事解決〜



「いや…マジややこしーから区別つけてくれ。頼む」

「なんでだよ。どっちも古市だろ」

「そうだけども!あーもうめんどくせー!無駄にどきどきしちまったオレまじ地獄へおちろ!」

「どきどきしたのかオマエ…気持ちわり」

「ダブゥ…」

「親子揃ってうぜー!つか元はといえばてめーがややこしい言い方するから悪いんだろーが!つーかおまえ杳子のこと好きなのか!?やるかボケ!」

『貴ちゃんなに叫んでんのうるさい…あ、男鹿くんベルくんこんにちは』

「おう、古市」

「ダ!」

「ばか杳子こっち来るな!それ以上男鹿に近づくな!」

『え……。……あ、そっかそういうこと……えっと、ごめんね?ベルくんもちょっと部屋から出てよっか。大丈夫、私の部屋すぐ隣だからあんまり男鹿くんと離れないし…』

「なんかすっげー勘違いしてる!?ちょ、待てって!」

「古市、好きだ」

「オマエも待てぇぇ!!」



劑燻qの部屋にて


『どうしよう逃げてしまった…。よりによって貴ちゃんか…どうすべき?なあベルくんよ…』

「アー…?…ダブ(手を伸ばし頬をなでる)」

『あはは、ありがとねベルくん…。…もし、もしも、さ。もし男鹿くんが貴ちゃんとこ行っちゃっても、ベルくんは、いたっ』

「マ"ー!!ダダブダダブダ!!」

『え?なに言ってんのかまったくもって判らん…けどたぶん励ましてくれてるんだよね、ありがと』

「ダ!」



刹M之の部屋にて


「おい、なんでアイツら隣の部屋行ったんだ?」

「あああぜってー誤解されてる…」

「まあちょうどいいか。それでよ、めちゃめちゃ好きなんだがどうすりゃいいんだ?」

「知らねーよ!つかおまえ今本人に告白しただろーが」

「そりゃアイツはオレが好きなことくらい昔から知ってるからな。いまさらンなこと言ってもしょーがねーし…」

「はあ?いや、もういつも以上にわけわかんねー…」

「なんだよ古市役に立たねーな。あんだけケツばっか追っかけといてアドバイスのひとつもできねぇのかよ」

「また誤解生むような言い方すんな!もういいよ行けよ杳子の部屋!」

「え、いや、それはまだ緊張すんだろ…」

「あああもうマジどーでもいい!どっかいけ馬鹿!!」


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テーマ「人外ファンタジー」
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