テンションが上がると妙に掃除をしたくなるのは私だけですか。台所から玄関から隅々まで。夜中にばたばたやっております。近所迷惑はなはだしい。男鹿くんの部屋を強引に大掃除する古市が見たい。


しかし飲み会という場は偉大である。引っ込み思案人生まっしぐらな私がまさか自分から話しかけに行けるとは。まあそわそわしすぎて同科の人達に「告白か」とツッコまれましたけどね。ほんと偉大。しかも飲み会中ずっと隣でお話することができました。話した瞬間から落ち着く。やはりな、こういう運命は察知できるようにできているのです。(何)

もうほんとすき。ほんとすき。うわあああ。飲み会行ってよかったほんと。節約は無理でしたがとても有益。こんな有益なお金の使い方をしたことはない。あれくらいで彼女とお話できるのなら安いものです。そしてテンションが!おちつかない!掃除!しよう!あと天井くらいしかないけど!!




恋い慕うかおるさんと逢瀬の約束をしてテンションのおさまらなくなった亜貴子ちゃん。「亜貴子…?何してんだ」『えっ?あ、貴ちゃん』「ちょ、それ無理だろ。そもそも何でこんな夜中にタンス動かしてんの!?」『タンスの後ろにホコリが…。ごめんねうるさくて。なんだか無性に掃除したくなってさ』「…何か嬉しいことでもあった?」『え?』「いや。亜貴子むかしからテンション上がるとやたら掃除したがるから」『そうだっけ?』「ん。タンスそっち持って」『あ、うん。ありがと』「で?何かあったのか?」『あー…うん、ちょっとね』

続かないかつ詰まらない。ので終わる。亜貴子ちゃんがかおるさんと仲良しなことを知ってシスコン貴之はかおるさんを尾行すればいいです。5分もしないうちに気づかれて即座に撒かれる。

さて掃除するか。





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