「お・き・ろ!!!!いいかげん起きろアホ共!!朝だっつってんだろーが!!つか何で二人で寝てんだよ羨ましーな男鹿!ばか!」『んん…ふるいち?』「サクちゃん起きた!?よっし!さっさと布団から出て!遅刻するよ!」『あ…だめだめ、めくらないで』「え?」『ハダカだから…だめ、ふるいち』「!…え、あ、ごめ、…じゃねぇええええ!!そんな毎日毎日引っかかると思うか!ちょっとは新しいネタ考えろ!」ばっ『あ』「え」『あーあ、だから言ったのに』「え、なんで男鹿すっぽんぽん?ベル坊状態じゃねーか」『古市のため?』「は?」『毎朝たつ起きるの遅いでしょ。だから、時間短縮になるかなーって』「…他人事みたいに言ってるけどサクちゃんも起きる時間ほぼ一緒だよ?」『あ、じゃあ私も明日から脱いどこうか』「いやちがうから。なんでそうなる。つか片割れとはいえよく男の服脱がせるね…」『古市も脱がしてあげようか?』「はっ?え、遠慮っ、てベルトに手ぇかけんなああああやだあああああ犯されるうううううう」「むう…うるせえ、ふるいち。あとさむい」「男鹿!やっと起きたかてめー。さ!早く着替えてメシ食って学校いくぞ!」「古市…」「ん?」「いや、大丈夫だ。オレ何も見てねえし、寝てたし…」「は?何いっ…」『古市相変わらずパンツかわいいねー』「サクちゃあああん??!!」


たいへんひどい方向に進みそうなので強制終了。二人とも古市だいすきです。変態ゆる猫なサクちゃんもいいな…主に古市を困らせることが生き甲斐です。ド変態だけど美人で学校では品行方正成績優秀だといいですよね。ただ休み時間は口を開けば古市のパンツの話しかしない。古市がモテない原因のひとつになっていたらいい。サクちゃんもモテない。女子にはモテるが。


「ほら!髪とかして!男鹿はさっさと顔洗う!」『んー、古市アイロンして〜』「ああもう忙しいのに!いつもの内巻きでいい?」『ん』「古市〜、オレのシャツ知らねえ?」「部屋にかけといただろ!?制服の横!」「早く言えよ、二階上がるのめんどくせー」「ああもうさっさと動け!サクちゃんスプレーは?」『スプレー?あ、切れてたんだそういえば』「はあああ!!??」「たかちんこれ使いな」「美咲さん…!ありがとうございます助かりました!」「ううん。いつもありがとね〜こいつらの世話してくれて」「いえいえ!美咲さんが喜んでくださるのなら毎日でも!」「助かるわ〜手間が減って」『古市、今日帰り一緒ね』「え?あ、スプレー買いに行くの?」『うん。SHR終わったら教室迎え来てね』「え。イヤじゃないけど気まずいんだよなあサクちゃんのクラス…。オレ何故かパンツの人って言われるし」『いや?』「イヤだよ!だってパンツの人だよ!?後ろの黒板にもオレのパンツ一週間分のサイクルが書いてあるんだよ!?こわいわ!」「それだけ人気だってコトだろ」「何がだあああ!!つか男鹿着替えたなら早くメシ食え!ついでにサクちゃんの分もこっち持ってきて!オレ巻いてるからサクちゃん食べて!」『古市は?』「ん?」「古市は食べたのか?」「ああ、家で食べてきた。オマエらと違って早起きだからな」『そ。あ、古市あーん』「え?…あ、あーん」『おいし?』「うん…」『今日のお礼。明日もよろしくね』「……!(だから来るのやめられないんだよなあ…)」


双子にめろめろな古市。よし、なにをしているんだわたしは。コンビニ行ってジャンプ立ち読んで、肉まん買って帰ってきて勉強しまっす。古市に世話やかれたい。




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