古市っぽいカラーのケーキにしました。まっしろ。結局経済上の理由でひとつしか買えませんでしたが…。いいじゃない!ひとつのケーキつつけばいいじゃない!フォークがふたつあるのもそういった理由でございます。


ぴんぽーん「古市〜」「おう。って、…え?」「ほれ、ケーキ。誕生日だろ」「え?おま、まじで?」「オレも毎年毎年ポッキーじゃねぇんだよ。つかはやく上げろ、寒い」

「わー!うまそう!サンキュな男鹿!」「ふはは。感謝するが良いぞ」「ん?でもこれ一個しかねえけど、男鹿は?」「は?たりめーだろ、それ食う」「いや、これオレのだし」「贅沢言うな」「いやいや。そもそも、女子ならまだしも男子高校生がひとつのケーキつつくとかキモすぎだろ!」「ごちゃごちゃうるせーよ。ほれ、早く食わねえと溶けるぞ」


結局古市が折れて二人でケーキつつけばいいですよね。おがふる。「うまいけど何でチーズケーキなの?お前イチゴショート好きだろ」「む?いや、なんかお前みてーだなって」「は?」「白いだろ。ケースの中で、色々個性の強いケーキが並んでるなか、こいつだけ真っ白だった」「…男鹿、おまえ、はずかし…」「つーか影が薄かったんだよ。な、古市みてえだろ」「男鹿ぁあああああ!!!間違ってたわ!ごめん!恥ずかしいのオレだ!」口説かれ慣れていない古市かわいい。「まあイチゴショートも古市の唇とか、古市が頬染めてるとことかみたいでイイけどな」なぜかおがくんが変態になりました。おちつけわたし。



ああもうふるいちーぃ。今日は古市について考えすぎて、古市と一緒にフルーチェ作りたいとか思いはじめたところで現実に還りました。ふるいち→ふるーち→フルーチェですよね。ムジュンシテナイ。

たかゆきと作りたいですね。しつこいですが双子で。『たかちゃんたかちゃん!おかあさんがこれ作っていいって!』「ほんと!?やったぁ作ろー!」『うん!えーと、まずはボウル、大きめスプーン、けいりょうカップ、あと、取り分けるカップ!』「待って待って、たしかめるから。ボウル、大きめスプーン、けいりょうカップ、取り分けカップ!おっけー!」『おっけー!じゃあフルーチェのもといれるね』「気をつけろよー?」『だいじょーぶ!じゃあたかちゃんミルク担当ね!』「よっしまかせろ!にひゃく…あっ」『あっ』「ど、どうしよ。200超えちゃった」『だいじょーぶ。超えちゃったぶんコップに移して飲んじゃお』「!そーだな。そーっとそーっと…」

「パパ!カメラカメラ!」「ちょっ、さすがにムービーとカメラ同時は無理だから!」





『あ。ねえ貴ちゃん、いいもの見つけちゃった』「フルーチェ?懐かしいな」『お母さ〜ん、このフルーチェ作ってもいい?』「いいわよー」『やった!貴ちゃん一緒に作ろー』「うん!ボウル、スプーン、計量カップ、取り分けるカップはこれでいい?」『おっけ。じゃあフルーチェのもと入れるね』「こぼすなよ〜」『こぼさないよ、入れるだけなんだから。…ほら大丈夫だった』「よし。じゃあ牛乳いれるぞ」『こぼさないようにね〜』「こぼさないって」『200超えるのもダメだよ?』「亜貴子懐かしいこと覚えてるよな〜。あのとき結局こぼしちゃったんだっけ?」『そうそう。コップに移そうと思ったら手がすべっちゃって、計量カップもコップも床に』「あのときは不器用だったよなー。亜貴子は今も料理できないけど」『フルーチェは一人で作れるよ』「誰だって作れるわ。高校生にもなってフルーチェ作れない方がおかしいからな」『まあまあ。貴ちゃん、カップ広げて』「ん。何かトッピングする?」


双子イイですねもう!さいこう!ちいさなころからずっと一緒な感じがたまらんです。誕生日は毎年お互いにプレゼント交換してたらいいです。前日は同じ布団で寝てさ、『おはよう貴ちゃん』「おはよ亜貴子。誕生日おめでと」『貴ちゃんも。おめでとう』て近い距離のまま挨拶すればいいのですよ。そんな甘々な双子最高。そしてプレゼントは毎年カブればいいです。ちなみに男鹿くんからのプレゼントは二人ともポッキー。一箱で済む。






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