複数ジャンル短編 | ナノ
私には悩みの種が一つある。

それは、毎朝私の家の窓を勝手に開け(ピッキング)人が寝ている布団に潜り込んでくるのだ。




△ ▼ △





今日も快晴、はればれとした気分で目を覚ます…はずなのに。


「クフフ…おはようございます、ナマエ」


だれか!ここに変態がいます!!

なぜかてっぺんだけがツンツンしている天然パイナップル頭、両目は綺麗なオッドアイ。そして、「クフフ」と分らない笑い方をする変態こと――六道骸。
その骸の顔のドアップが、横を向いたらあったのだ。気持ち悪いことこのうえない


「おはよう六道君。いきなりですまないがそこの窓から飛び降りてはくれないか?」


そんなことを言われても骸は動じることなく笑っている。


「ひどいことを言いますねぇナマエは、せっかく幼馴染がモーニングコールをしてあげているのに」
「いやいや、軽く犯罪を起こしているから。というか、顔が近い!寄るな!」


クフ、名前は照れ屋ですねぇと言って変態ナッポー(今命名)はにじり寄ってくる。

うわぁぁぁあああ!近い、そしてキモイ!!畜生、朝っぱらから悪夢だ!

私はベットから飛び起き(さりげなく変態を踏みつけた)逃げようとドアへ向かう。だが、あと少しというところで細い腕につかまり一気にベットへ引き戻されてしまった。


「は、離せ!この変態!」
「クフフ、そんなに褒められると僕…照れちゃいますよ?」


そう言って少し頬を赤らめる骸。


「照れるな!てか、褒めてない!」


なんだこいつは、Mか!Mなのか!?というかこの状況はやばいよ(汗

(状況報告)・さっき一気に後ろへ引っ張られたので、骸を押し倒てます☆

………「☆」じゃないよ!これはやっちゃったじゃすまないって!逃げようにも骸にしっかりと捕まってるから逃げられない。


「クフフ…今日のナマエは積極的ですね」


では、と一気に下へと引っ張られる。

あぁ、お父さんお母さんこんな親不孝ものをお許しください。


「…ってぇ、イヤーーーー!」




△ ▼ △





場所は変わって下の台所。


「朝っぱらからにぎやかだね…上の二人」
「まぁ、それだけ仲良しってことじゃねぇの?」
「犬、目玉焼き焦げてる」
「へ?うおわぁ!!」


のんきな二人だった。





平凡(?)な日常
(助けてよ!犬!千種!)
091117 修正


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