- ナノ -

燭台切光忠×大倶利伽羅

「あれ、大倶利伽羅ってばこんなところで寝てたら風邪を引いてしまうよ」
「あんたには関係ないだろう、俺がどこで眠ろうと」
「そりゃあ、君の行動にいちいち口を挟むような真似はしないけれど」
「今まさに挟んでいるものはなんだろうな」
「それはそれ、これはこれ」
「光忠、言葉と行動が伴っていないぞ」
「あはは、でも話しているうちに君の眠気はさめたんじゃないかな」
「……あんた、それが目的か」
「夕餉の時間だからね、君が食べ損ねないように」
「……いま起きる」
「よっし、いい子だね大倶利伽羅は」