- ナノ -

寿嶺二×黒崎蘭丸

いつから嘘だって分かってた?

君を嫌いと口にすることでぼくの心はほろほろと擦りきれる。眩しい君が嫌いで大嫌いで、それで好き。願わくは、ぼくの吐く言葉のすべてが嘘になれば良いのに。君が好きで、大好きで、大嫌い。ほらそうやって、眉を下げてぼくを抱き締める君が、ぼくは大嫌い。