- ナノ -

寿嶺二×黒崎蘭丸

たった二人の世界

箱庭のような世界に君と二人、それだけで充分。けれども君には、人のたくさんいるステージこそがぴったりなのも知っている。手放したその手から、君が出ていって。それからぼくの手を引いて。四人で立つステージの輝きには、やっぱり何にも勝るものはないって思い出したんだ。