- ナノ -

寿嶺二×黒崎蘭丸

甘えるってどうすればいい?

こうすればいい、とぼくが引いた腕に逆らうことなく君はぼくの腕に飛び込んできたよね。ぱちぱちとびっくりしたように睫毛を震わせる君にすりすりと、まるでペットが飼い主にするかのように擦り寄れば。控えめに伸ばされた腕に背中が抱かれるのがわかった。ああ、幸せだ。