- ナノ -

寿嶺二×黒崎蘭丸♀

ぱたぱたとかけよってきたランランの姿に頬が緩むことよりも先に、何故かぼくよりも高い位置にある顔に瞬きをひとつ。とん、と顔のサイドを塞がれて所謂壁ドン。ふに、と触れた唇。
「遅れて悪かった、待ったよな?」
え、なにこの子男前過ぎじゃないの。