- ナノ -

土岐蓬生×榊大地

寒いわあ、そう呟いたきり俺の背中から腕を回して抱き着く土岐に何度目かの溜息を吐いた。寒いならベッドに行けば良いんじゃないかい、言ったところで土岐は動く気配がない。榊君も一緒行こうや、にんまりと笑顔で言われたそれに逆らえない理由は寒いから、にしておこうと思う。