- ナノ -

八木沢雪広×東金千秋

机に突っ伏して無防備に眠るユキの髪へと手を滑らせる。触り心地の良さに暫くそうしていれば不意に掴まれた腕に肩が跳ねた。ちあき、と眠気眼で呟かれた名に心拍数が上がる。緩く笑みを浮かべるユキに見られないようにと赤い頬を隠すように横を向いた。