- ナノ -

聖川真斗×神宮寺レン+寿嶺二×黒崎蘭丸

「ランランお迎えに来たよん」
「…寿さん、黒崎さんは此方の部屋が自室ですが」
「んもー、ひじりんってばいけず」
「聖川、ブッキーの気持ちも汲んでやれば?」
「そうそう!だからひじりん、今晩はランラン借りても良いかなあ?」
「そういうことでしたら……ああ、寿さん、これは明日の朝食にでも」
「わわ、ひじりんが作ったのこれすっごく美味しそう」
「いえ、簡単なものですから」
「わー、美味しく頂くね」
「……で、どうしてランちゃんは不機嫌なわけ」
「てめぇにゃ関係ねえよばかレン」
「大方、ブッキーが自分に構わず聖川とばかり盛り上がってるからでしょ」
「な、ンなわけねえ、だろ」
「ランちゃん図星か」
「……うっせー」
「んー、ちょっとブッキーがランちゃんに構いたくなるの分かる気がする」
「あ、いくらレンレンでもランランは渡さないからねん」
「…聞こえてたのかいブッキー」
「神宮寺、貴様という奴は」
「ちょっと、なにその顔は」
「…あ、」
「なに、…ってランちゃん」
「ありゃ、ランラン寝てる」
「……ブッキー、泊まるかいこっちに」
「んん、そうしよっかなあ」
「では寿さんの分の布団を出しますか」
「わわ、ひじりんメンゴ!手間かけさせちゃって」
「いえ、気になさらず」
「ブッキー、ランちゃん運ぶの手伝ってもらえるかい?」
「はーい」