- ナノ -

聖川真斗×神宮寺レン

「…なんだ?」
「何が」
「視線を感じる、俺の気のせいか」
「さあ、どうだろうね」
「神宮寺」
「…随分と、涼しげな表情だと思ってね」
「…どういう意味だ」
「そのまま、お前って体温低そう」
「そういうお前は高いな」
「…一々思い出さなくて良いからそういうのは」
「なんだ、自分から言ってきたのだろう」
「…聖川、お前って時々本当にあれだよね」
「なんだ、あれとは」
「あれはあれだよ」