- ナノ -

折原臨也×平和島静雄

とん、てシズちゃんの重みが肩にかかる。何も言わずにただずっと黙りっきりのシズちゃんの顔を見ようとしたら一言、今はこっち見んな、だって。どうしたの、聞いた言葉は実にシンプル。なんとなく、なんて返された言葉に小さく頷いて俺もかるく体重をかける。互いが互いに寄り添う姿を想像したらなんだか妙にふわふわ、暖かい気分になった。俺たちらしくないよねこんなの、でもたまには、さ。