- ナノ -

忍足謙也×財前光

好きやなあ、て。思うことは簡単なんにいざ伝えてみる、てとこで俺の口は絶賛反抗期なう。謙也さんは聞いとるこっちが恥ずかしゅうなるくらい言うてくれはる言葉を、俺自身はその三分の一も返せへんで。寂しい、て。そう思われとったら、それを考えて胸の奥が痛なった。