K'とアイドル
※K'と弱い女の子の続き
オレと〇〇はあれから付き合い始めた。よくアジトに遊びに来るが〇〇は明るく優しいのですぐにマキシマとクーラと仲良くなれた。
「みなさんこんにちは!」
「あ、〇〇!最近遊びに来ないけど忙しかったの?」
ニコニコと笑いながらクーラと話している。クーラはどうやら〇〇のことをとても気に入ってるらしい。オレはなんだかその様子を見てモヤモヤした。
「アイドルサマは忙しいもんな」
「おいおい相棒、そんな嫌味ったらしい言い方しなくてもいいだろ」
うぜぇとオレは呟いた。それを見た〇〇はオレに近づいてきた。オレは怒らせたのか?と思った。その瞬間
「ちょっとK'さん、そこに腰掛けてくれますか?」
とソファーを指さして言った。こいつ何言ってんだと思った。
「はぁ?なんでだよ」
「できませんか?」
オレは〇〇の上目遣いに弱い。本人は意識してないだろうけど破壊力がとんでもない。オレは言う通りにソファーに座った。すると〇〇も膝を立てて座りそしてオレの頭を触り、撫でた。
「ごめんなさい!寂しい思いをさせて…」
そう言ってオレの頭を何度も何度も撫でる。オレのこと撫でたいけど身長足りないから座らせたのか。
「なっ、なにしやがる…!」
オレは〇〇の体を押す。
「あははっ、K'顔真っ赤だねー!」
「K'さん、あの…嫌でしたか?」
「…別に」
正直悪くないとは思った。しかしマキシマとクーラが見てる前ではやめてほしいと思う。
今日は泊まる予定だったので晩飯を〇〇が拵らえ、それからはずっと4人で雑談をした。
「〇〇、クーラ眠くなっちゃった。あのね、眠りにつくまで寂しいから一緒にいてくれる?」
「もちろんいいよ」
「そういやオレもやることあったんだった!部屋に戻るよ!」
おじさんおやすみーとクーラが言い、〇〇と共に寝室に向かった。オレは1人で酒を飲みながらジャーキーを食ってた。今普通にオレと〇〇は一緒にいて話したりして、付き合っているが〇〇がアイドルなんて実際考えられないしいつかは遠い存在になってしまうのではないかと思った。これは思ってはいけないことなのだろうけど、オレは正直〇〇にアイドルをやめてほしいと思う。オレだけのものにしたい。そう感じた。
「K'さん?」
後ろから声が聞こえ、オレに近づいた。
「なんだか顔色が悪いようですが飲みすぎましたか?」
「…せいだ」
「え?」
「アンタのせいだ」
そう言うとオレは愛しい〇〇の口に噛み付くようなキスをした。
「んっ、ふ…」
オレは一心不乱に〇〇の口の中に舌を入れ、口内を貪った。ずっとしたかったこの行為にオレはとても満足しザマァミロと何故か思った。だが大抵の女はこんな突然のことをされると抵抗するはずだが〇〇は抵抗せずに受け入れていた。1度舌を抜くとお互いの唾液が糸を引いていた。
「満足ですか?」
そう言って〇〇はにっこり笑った。
「おい、嫌じゃねーのか?」
「嫌じゃないですよ。だって私K'さんのこと大好きですから!」
そう言って今度は〇〇からキスをした。優しいふんわりとしたキスだった。なんだか悩んでいたオレがバカみたいで恥ずかしかった。そして今日もオレの〇〇は誰よりもキラキラ輝いて見えた。