二階堂兄弟とお昼寝(現パロ)

今日はお仕事がお休みだったので家でゆっくりしていた。撮りだめてたドラマを見たり、お部屋のお掃除をしたり、お菓子を食べたり…今日はいい1日になるだろうと思っていた。

だが通知音が部屋に鳴り響いた、なにかな?とスマホを覗くと会社の同僚から「今日の6時頃空いてますか?」とLINEが着ていた。…正直めんどくさい。今日は1歩も外へ出たくないのに。あー、でも断るのも悪いと思ったので「空いてますよ」と返信した。どうせ飲みに行きませんか?だろ。とりあえず出かける服を選ぼうとタンスを開ける。適当にYシャツとロングスカートを選び鏡の前で着る。まぁ良いだろと満足してジャージに着替えようとする。


「「よう!」」

「きゃっ!」

同じ顔の双子の私の幼馴染が立っていた。鍵してるけど鍵開ける音もドア開ける音もなかった。

「あのさぁ、今着替えてんだけど…。勝手に合鍵で開けて来る前に一度くらいチャイム鳴らして」

「いいじゃん俺達と〇〇の仲じゃねーか」

「よくねー…」

私は部屋を変えて早着替えでジャージに変えた。いつも唐突に来るけど今日はどうしたんだろ。

「何しに来たの?」

「遊びに来た」

「暇だしね」

私の邪魔しに来ただけだろ〜!なんて言えるわけなく「そうなんだ」と言った。今は午後1時。5:30に家を出るのであと4時間半ある。浩平と洋平は私の冷蔵庫や本棚を漁っている。休みの醍醐味である昼寝をしたい、と私は強く感じた。もう洋平と浩平を気にせずに寝ようと私の足は寝室へ向かっていた。

「なに、寝るの?」

「うん。眠いから寝るよ。5時半になったら起こしてね」

「どっか行くのか?」

「会社の同僚と飲みに」

「俺も寝るから起こせない」

そう言って浩平は私の狭いベッドに私より先に横になった。幼馴染とはいえ好きでもない異性と一緒に寝るのは嫌だろうと思い寝室を出ようとした

「どこ行くんだ?お前も一緒に寝ようぜ」

「あ、洋平ッ!」

私の手を引っ張ってベッドに身を投げる。とてもベッドは狭いので(一人用)3人でぎゅーぎゅーになった。浩平と洋平に挟まれてるので2人の体温がリアルに感じでなんか緊張する。今まで異性として意識してなかったぶんめっちゃドキドキしてしまってる。

「寝れねぇのか?」

「うん」

「なんで?」

えー、それ聞いちゃうの?私は無言で布団をかぶる。すると洋平が私の頭を撫でる。それがなんだか心地よくてちょっと眠気がやってきた。左ではぎゅーって私の体を浩平が抱きしめている。スースー寝息をたてながら抱き枕がわりに抱かれてる。寝顔はかわいいのになぁ。するといつ間にか眠気がゆっくりゆっくりやってきた…



「えっ、今何時?!」

「うるせぇな。…6時」

「同僚との約束すっぽかした!!!」

「そんなんいいだろ。ほら、また寝ろ」

両方から抱きしめられて動けなくなってしまった。もう、このままでいいか…。




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