ギーマさんとメンヘラB(pkmn)
「ギーマさんですね。覚えときます。やっぱり今日は素敵な出会いがいっぱいだね、ね!バタフリー!...ってあれ?」
バタフリーはいなかった。さっきまで私の横で飛んでいたはずなのに。
私はその場を駆け出した。
「バタフリーどこ!!」
私は大声をあげて走りながら探す。だけど中々見つからない。私がちゃんと見てなかったからだ...と自分を責め、涙が零れてくる。キャタピーのころからずっと一緒だったのにいなくなるなんて嫌だ。
「ふりー!ふりー!」
バタフリーの声がする。私は声のする方向に走る。
「このポケモンアジトに持ってこうぜ」
「そうするか!」
「私のバタフリーだから返して」
私のバタフリーはスカル団の男女に盗まれそうになっている。よく親にスカル団には気をつけなさいと言われていたのだが、遭遇するのは初めてだ。
「なんなんスカおめえは」
といいスカル団の男の方はズバットを出した。女の方はカリキリを出す。私はポケットからモンスターボールを出す
「でてきて!カイロス!」
カイロスを出したけど相手のポケモンは2匹だ。それに2人ともあと1匹を持ってるはずだから4匹になる。少しきつい。
そのとき、聞き覚えのある声がした。
「お嬢さん1人を2人でいじめるなんて酷いね。私も手伝おう」
「ギーマおじさん!」
ギーマおじさんはレパルダスを出す。私はレパルダスをテレビでとしか見たことがなかったからあまりの美しさにびっくりした。おじさんの使うレパルダスはとても強くて美しかった。もしかしておじさんは他の地方でジムリーダーをやっていたのかも?なんて思ってたりしてバトルをしてるといつの間にか倒していた。スカル団は逃げていった。
「ふりー!」
「バタフリー、ごめんね」
私バタフリーを抱きしめた。もうどこにも行かないでねと言って撫でた。カイロスもうれしそうだ。おじさんはレパルダスをボールに引っ込める。
「ねえおじさんはもしかして他の地方のジムリーダーとかやってたりした?」
「ジムリーダーはやってないな。だがイッシュ地方の四天王をやっていたよ」
「えっ、四天王!?すごい、でもどうしてこのアローラに?」
「長期休暇をもらってね。今はバトルツリーで挑戦者の相手をしたりしてるよ」
おじさんはすごいな。と私は関心した。
「君、名前なんだっけ」
「そういえば教えてなかったよね、私は〇〇だよ」
そっか、また会えるといいねと言っておじさんは去っていった。