「銀ちゃん聞いてよ」
「なに?」
「私の友達の、A子ちゃんがね、悩んでるらしの」
「へえ…なんで?」
「好きな人が居るんだって」
「ふーん」
「その好きな人ってのはA子ちゃんの知り合いらしいんだけど、」
「はあ」
「仕事しないんだって。いいとしこいてプーなんだって」
「そりゃあ大変だな」
「でも好きで好きで仕方ないらしいの」
「で?」
「どうすればいいと思う?」
「さあ?その知り合いもそのA子とか言う奴の事好きなんじゃね?」
「それは無い」
「別に良いけど。ま、頑張れよ、A子さん」
「…なっ…!」
気付いてたなら早く言え
(ね、銀ちゃん)
(あ?)
(い、今の話って、結局誰の話?)
(……しらねー)
20100504
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