13章のあとがき
　
2019/01/27 20:21
　
13章もあまり好きではない章かもしれません。
12章ほど重くはないし、ところどころ楽しく書いていたところもありますが、アールの性格がポンコツすぎてアールの優柔不断でダメダメな心情を描くのがしんどくて。笑
いつになったら彼女は“らしく”なれるのでしょうね。
　
所詮普通の、異世界などに憧れている中二病でもない大人の(とはいえ年齢的におとななだけで実際にその年齢になると10代とあまりかわらない子供の自分がいて大人になりきれない年齢の)運動不足な女性が突然異世界に飛ばされて「命かけて世界救ってね」などと言われて「はいわかりました。おまかせください」なんて言えるわけもなく(そんなのフィクションだけだよ！フィクションだけど)、
「死」というものは本能的にも避けたい怖いものだし、知り合いもいない知らない場所で信用できるのかもわからない人たち(しかも年下の男の子)と危険な冒険の旅に出るなんて、
精神状態イカレます。
彼氏と結婚前ですよ(´・ω・｀)
普通に結婚して子供産んで…のはずが、噛み殺しにかかってくる魔物がいる場所に放り込まれて「じゃあがんばって」なんて冗談じゃない！のが普通かと思います。
しかもアールは内気で正義感もあるわけでもない(ないわけでもないけど)、普通より下くらいの性格なのでそんな彼女に世界を救う役目を背負わせるなんて、この世界の人たちも気が気でないでしょうね。
私だったらこんな人に世界の平和を託せない。託すしかないのだけど。
　
誰かのように自分の今の生活に満足していなくて死にたいだとか異世界があるなら異世界に行きたいと異世界に憧れていたなら、目を輝かせて喜んで引き受けるのでしょうけれど。
　
やっぱり彼の方が選ばれし者に向いているのかもしれない。
だけど選ばれし者は良子さんなのです。
　
がんばってください。良子さん。
(作者なのに他人事)
　
余談ですが、コテツくんははじめ、赤っぽい髪でした。でも確か似たようなキャラクターがいた気がして致し方なくグレーになりました。
パクリと言われると困るなぁと思ったのですが、所詮趣味の世界なので別にいいとは思うのですが、ただでさえ既にオマージュキャラがいるのでなるべく避けたいところであります。
　
かみかわ

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