ル イ ラ ン ノ キ


最終章の好きなシーン(というかあとがき)
 
2023/02/05 12:31

57章(最終章)の好きなシーンというかあとがき。
 
終盤を執筆しながら聴いていた曲を残しておきます。
綺麗な曲なので、ぜひ聴いてみてください♪
 

 
戦いが終わったあとの物語は、ダラダラせずに短くまとめようかなとも思いましたが、やっぱり間延びしてでも描きたい人たちを描きたくて書かせていただきました。
 
・アールの長台詞。
最初の設定では一言二言しか残さない予定でした。でも、長くなりました。
みなさんは学生時代、校長先生の話は長い、というイメージはあっても話していた内容まで覚えていますでしょうか。よほど話すのが上手い先生でない限り、ほとんどの人が覚えていないと思うんですよね。校長先生だって人なので、その日のためにあれこれ何日も前から離すことを考えていたでしょうに、ほとんど誰の記憶にも残らないなんて悲しすぎますね。
かといって、「手短に済ませます。皆さん、お疲れさまでした。これからもがんばりましょう!」だけだったら、あっけなさ過ぎて威厳もなければそれはそれでスッキリしない。
よって、話をまとめるのが苦手なアールに沢山しゃべらせました。
 
・恋愛要素について。
私は恋愛を描くのが苦手で、ラブラブな感じも恋のいざこざも描くのが苦手だったので、初めはおまけ要素程度にしか書いていませんでした。それがここまで大きくなるとは、自分でも驚いています。
やっぱり、ハッピーエンドがいいですよね。
個人的に切ない恋物語のほうが好きではあるのですが。
 
・良子のいない世界。
詳しくは描きませんでしたが、良子がこの世界を去ったことで止まった時刻は午前8時39分でしたが、あれから10分ほど進んだところで時間が止まっていました。この空白の10分は、アールがアリアンの塔で母親と繋がった電話と、軍艦島にいたことで進んだ時間が関係しています。
 
・カイとマッティのシーンは好きです。
ずーっと描きたかったシーンですし、心が沈んでいたカイが徐々に回復していくシーンでもあります。
 
・みんなで撮った写真。
戦いの前にみんなで撮った写真の挿絵を載せました。
約束は果たせなかったけれど、大切な写真です。
 
・世界の人々が抱くアールたちの印象。
戦いの最中では恐怖に慄き、アールたちに対して否定的な声も多くありました。彼女たちの風貌、戦い方、国王に歯向かったことなどなど、疑念を抱く人が多くいました。
けれど時は経ち、お名前ランキングがすべてを語っています。理解を示し、支持者が増えたようです。
 
・カイの元に現れた親子。
描けて良かったです。カイの優しさをうまく描けているとよいのですが。
 
・シャグランの花畑。
吟遊詩人とハイマトス族が見たシャグランの花畑は、アールが頑張って植えたものです。月日と共に範囲が広がって今では大きな花畑になっています。
 
・最後の未来。
もちろん、お気に入りです。個人的に、綺麗に終われたかなと思います。
 
・その他。
フラグはほとんど消化したはずですが、回収残しがありましたらすみません……。
最期まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に、改めてごあいさつさせていただきたいので、良かったら語り部屋の「殴り書き小説・おわりのご挨拶」を読んでいただけますと嬉しいです。
 
殴り書き小説の終わりと共に、当サイト、ルイランノキも活動停止となります。
誠にありがとうございました!!
 
かみかわ


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