ル イ ラ ン ノ キ


49章の好きなシーン(というかあとがき)
 
2022/09/23 21:53

 
49章を公開したばかりですが、好きなシーンを軽く語ろうかなと思います。
ネタバレになりますのでご注意ください。
 
・覧古考新1…『魔術のノート』
イスラ奉安窟やテンプルムに入る方法を知っていた理由が明かされました。
>>この世界には、別世界へと繋がりやすい場所がある。
この一文は、組織があちこちで別世界への扉を開いている理由でもあります。
アールの目が金色に光り、不気味さがチラリと顔を出しました。
 
・覧古考新2…『想定外』
コテツの焦り。いずれコテツ視点の話もございますのでお待ちいただけますと幸いです。
 
・覧古考新4…『身体の変化』
ちらちらとこれまでも時折顔を出していたアールの別の顔。この顔は悪魔やバケモノではなく、シュバルツの血が動く瞬間なのかもしれません。
 
・覧古考新5…『教えて欲しい』
バケモノと悪魔を宿したことで起きたアールの身体への変化。書いていてちょっと楽しかったです。モーメルのところへ訪れたアールは自分の体について尋ねます。(次のページへ続く)
 
・覧古考新6…『バケモノ』
不老不治になったからといって世界の人々を救えるとは限らない。それでも前向きに捉えて立ち向かうと決めたアールに、モーメルは彼女の手を握って祈りを捧げます。好きなシーンです。
 
・覧古考新7…『調べ物』
『急に自信づいたなぁ。前の自信なさげなほうが可愛げがあったのに』アサヒのセリフです。アールは決してその可愛げを失ったわけではないことは次のページ後でわかります。笑。
私は個人的に強い女の子が好きなので、アールのような中途半端な位置にいる不安定なキャラ(主人公なのに)はあまり好きではなかったりします。FF13のライトニングさんとか大好きです。
 
・覧古考新8…『ここからはじまる』
正夢のことを仲間に話すアール。そして、無理をして“リーダーシップ取れそうな女”を演じていたことを告白したアールに空気が和みます。
好きにはなれないけど、やっぱりアールはこうでなくちゃ。
 
・覧古考新9…『答え合わせ』
「死なねぇのは無敵だなと思ったがそうでもねぇな。お前どんくせぇし。殺せねぇなら捕まえてどっかに閉じ込めておきゃいいんだしよ」シドのセリフです。
その通りなんですよね。不老不治って無敵のように思えるけれど、弱点はあるのです。
 
・覧古考新10…『同士』
空腹の限界と、アールの身体能力向上。やっとアールの限界突破を描けて嬉しい。
 
・覧古考新11…『空腹』
めずらしくアールにスパルタ気味のルイが好き。人が食べるものが受け付けなくなったアールですが仲間たちに見守られながらがんばって草(きゃべつ)に挑みます。
 
・覧古考新12…『懐かしい声』
強くなったアールですが、相変わらず虫系とアンデッド系に弱いところは変わりません。苦手分野は仲間たちが請け負います。>>元々どんくさい人間が不老不死になってもそのどんくささは変わらないし、苦手なものが克服されるわけでもない。
そして、シェラからの電話ー!! 久しぶりにお友達と話が出来ました♪ 二人の絡みをずっと描きたかった。
 
・覧古考新13…『お迎え屋』
死体回収屋。立派なお仕事ですが安月給だったりします。必要の無い裏情報です。
 
・覧古考新14…『朧月夜』
挿絵は藤色の花というよりピンク色に近くなってしまいました。光らせるとどうしても私の技術的にピンク色になってしまったのです。脳内で藤色に変換していただけますと幸いです。(読者頼り)
アールの歌声には不思議な力が宿っています。せっかくロマンチックな場所なのにアニソンを歌ってもオーブは発生するのか気になってしまう辺り、アールは年齢の割にはまだまだ子供っぽいようです。
 
・覧古考新15…『安定』
ルイは断り方(交わし方)も上手。嫌味なく、断るものは断ります。
 
・覧古考新16…『セイクウ街』
人良さそうだったのに突然毒を吐いて去っていく住人がひどすぎる。笑
現実にもたまに沸点が低い人っていますよね、突然怒り出す人。人の地雷はどこにあるかわからないから怖い。
そしてバッタリ病院でヴァイスと会ったルイ。ルイが落とした薬を手渡されます。ヴァイスの多くは語らないところが気に入っています。
 
・覧古考新17…『隠しごと』
エロ本のくだりはゆるくて好きです。カイの隠し事。
そしてルイとヴァイスのシーン。ルイの隠し事。「抜けたくないんです」ルイの素直な気持ちです。
 
・覧古考新18…『訳あり』
エロ本の次はグロ漫画を読んでいるカイは男の子らしいと言えばらしいのかもしれません。
カイたちがこそこそと探している物は50章で明かされます。
 
・覧古考新19…『少年』
この少年は、いろんな考えを持った人間が存在するということを描きたかったので登場させてみました。
 
・覧古考新20…『真面目に心配』
ヴァイス、スサンナとの指輪を手離しました。
人間界は弱肉強食ではなく適者生存らしいです。
 
・覧古考新21…『ストレス性の咳』
ルイがストレス性の咳ではないことを告白してこの章は終わります。
みなさんが今抱えている一番の問題はなんでしょうか。人はどうしてもキャパシティに限界があるので、大きなトラブルを抱えているとそちらばかりに気を取られてしまい、自分の気が回らない場所で別の問題が起きてトラブルが重なってしまうことも、大切な人が抱えている問題に気づいてあげられないことも、生きていればよくあるのかなと思います。
仕方のないことなのですが、それを悔やめるのも人間ならではなのかなと思います。
 
──というわけで、振り返り(あとがき)は以上となります。
 
楽しんでいただけますと嬉しいです。
 
かみかわ


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©kamikawa
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