25.
次の日。
結局昨日は鈴蘭からそのまま家に帰った。
いや、途中までは行く気満々だったんだけどなにも説教されに帰る必要ないよね。って結論に至ったのでそのまま帰宅した次第であります隊長。
学校行きたくないな―。
説教こわぁい☆
たっちゃんはもちろん、ゆきちゃんも構ってくんないしー(庇ってなんてもっとしてくれないし)
…久しぶりにあの子と遊ぶか。(真面目に学校行ってください
『ってなわけでれーいちゃん遊ぼー』
「お帰りはあちらです七緒さん。私忙しいんですの」
『オイコラいつもそんな話し方しねーだろーが』
「しゃべらないでくださいませ。糞兄貴のせいで一昨日拉致られるわ殴られるわで今誰とも会話したくないんですの。殺したくなりますから」
『こえーよ!!』
「今日だってアキラとか来ましたけど私の顔見て真っ青になって帰りましたわ」
『そりゃあ普段と違う話し方の上に今にも殴りかかりそうな面してるものね…』
「中二舐めないでください。高一の貴女より数倍忙しいんです」
『私が中二の時は随分暇だったけど…』
しみじみと思い出に浸る七緒。
「だって七緒さんは中二の後ろに病がついてたでしょう?」
『オイコラどういう意味だ』
「事実でしょうに」
『…でわかったけど、その殴られたままってわけじゃ無いんでしょう?』
「ええ。全裸にして交番の前に縛り付けてきましたけど。あ、勿論フルボッコ済みです」
『そんな生き生きした顔で話さないで怖いよ、マジで怖い』
「思い出しただけでも愉快です」
“あ、こいつもう駄目だわ。”って思った瞬間だった。
「なんです?貴女も不法侵入で交番に突き出されたいんですか??」
『イイエナンデモアリマセン』
ニコリ
「ですよね。それではお帰りはあちらです、速やかに学校へ行ってください」
『いや、だから遊びに来たっt…「炭やかになりたいですか?」…帰ります。さようなら』
「はい。さようなら」
『こえー何あの子。てか兄さんって私より年上だよね……あれ?とんだ物好きがいたもんだ』
麗ちゃんに無碍にされたので仕方なく学校へ行く事にした。
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