22.
〜鈴蘭前〜
結構駅から近いのね。
良いなー、私もこっちにしとけば良かったかも。
それよりさっき思ったんだけどアポなしだから本城さん達居なかったらどうしよ。
無駄足じゃん。さっきの兄さん達無駄死にじゃん。(死んでません
校門を通過した時もまた不良さんにお出迎えされたし。
ちょー嬉しくねぇっつの―。
「そこの姉ちゃん!!うちに何の用だ?こんなとこに居たら食われちまうぞ?」
ギャハハ
下品な笑い声だなぁ。
『あー本城さん出して下さい。いや、むしろヒロミさんでお願いします』
本城さんじゃあ話通じないし。
あの人一体何人なんだろ、宇宙人???
「は?え?お前あの人らの知り合いなわけ?」
『もーめんどくさいんで勝手に入りますね』
「あ。おいっ!!一人で行ったらあぶねーぞ?!!」
『ご心配なく―!!』
不良は何気に親切なことを学びました。
びっくりだよね。
笑い方下品だったけど。
つーか。あの人らって一体何処に生息してんの?
だって絶対教室に居ないでしょ。
……屋上…か?
馬鹿って高いとこ好きだし。
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