16.

『うっじー!!光信が苛めるー!!』

「うっじーゆーな!!つーかぜってーお前が悪いだろ」

『何でよ』

ちょっと聞きました?奥さん。
心外ですよ全く、その通りなんだけどさ。

「昨日嬉しそうに光信の机の上に置いたフライパンに悪戯する計画話してたのはどこの誰だおい」

あわわしまった。

『絡み方がチンピラー。つか、顔もチンピラー。あ、やっぱてんぷらー』

「カッカカ。仕方ないじゃろーもともとそいつチンピラじゃけぇ」

「テメェら…言いたい放題言ってんじゃねーぞ?!つーか天ぷらって何?!」

『いやだって、うっジーの頭見てたらカキアゲ的なあれが見えたんだもん。仕方ないでしょ?!うっじーのせいだかんね』

「人のせいにすんなド阿呆」

『うるさい。坊主じゃなくてスキンなんてどーせ禿げた時の言い訳にするんだろ。勝利を見習え勝利を』


「何でそこで俺巻き込むの?!!!!やめろよ関わりたくねぇんだよ!!!!!」

『勝利だって寂しかったでしょ????相手にされなくて』

「余計な御世話だド畜生!!」

『話脱線した。と・に・か・く今日うどん奢ってね』

「「「「ちょっと待て。いつそんな話になった!!」」」」

『「え?てんぷらの回くらいから(じゃろ?)」』

「なんか負けた気するのはなんでだ?」

「安心しろ。俺もだ。」

「全然安心できねーよ。」


この後結局うどん奢ってくれた。





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