09.
次の日、今日は学校をサボ…ごほごほ「ブライアン」直行です。
因みに学校は休みです。……休みです。
十三さん居るかなぁ。
カランカラン
『ちわっす。って玄場に源二!!あんた達も武装入りしたんだねー』
「お前は鳳仙だっけか。ハゲにすんのか?」
『誰がするか、馬鹿!!しかもあれはスキンヘッドだ!!』
「もう、すっかり鳳仙じゃねーかお前」
『十三さん!こんにちは。あたしも今日から正式なバイトです。よろしくお願いします』
「ああ、よろしくな」
やっぱり十三さん恰好良いわー…
鳳仙のハゲ見てたせいか凄く目の保養過ぎて。
『そういえばプーは?』
「誰がプーだ誰が!!!ちゃんと仕事先見つけたわ」
後ろに武田プーさんが居た。
『良かったね、武田プーさん。はい、コーヒーと蜂蜜』
「「ぶふっ!!」」
玄場と源二が吹いた、汚ねぇ。後でプーさんに怒られても知らないから。
「七緒―!!」
『何よー!!』
「なぁなんでお前等毎回そんなくだらねーことで喧嘩してんの?なんなのリア充なの??」
『断じて違います!!!そもそもこいつが悪いんです!!拓海と将五とるから』
「いやお前ちげーだろ!!」
『何が違うのよ、二人共可愛い後輩なんだけど!!あんたみたいな不良が手ぇ出していいもんじゃないの!!天使なの!!エンジェルなの!アーリマンは黙ってらっしゃい!』
「誰がアーリマンだ!!」
「…すまん、俺にもわかるように説明してくれ」
『だからですね。十三さんの弟さんと拓海をこの馬鹿が悪い方にもってってるんです。純粋な二人が汚れる』
…今一瞬十三さんにも原因あるんじゃね?とか思ったけどスルーしよ。
将五良い子だし。育ちが違うんだ、うん。
「ってことは、将五の言ってた七緒さんってやっぱりお前か」
『はい、何言ってたんだか知りませんが私です』
マジで何言ってたんだ将五。
「弟のこと可愛がってくれてたんだな」
『実際ほんと可愛いですもん』
何度連れ攫おうと思ったか。
「フッ、お前のが可愛いけどな」
『…………///。ち、ちょっ十三さんそういうことよく恥ずかし気もなく言えますね。私が恥ずかしいんですけど』
顔が柄にもなく紅いぜ。
「ああ、すまん。」
全く悪びれた素振りもないこの人どうにかして、目に毒。
『あ、そんなことよりマスターは?』
「定期健診つってたな」
『マスターも結構年ですしねぇ。あぁ、今日は挨拶に来ただけなんでこれで失礼します。この馬鹿共よろしくお願いしますね』
「わかった、びっちり鍛えてやる」
「げっ!!ちょっ!七緒!!兄貴も!!」
「冗談だ。それは鮫の仕事だからな」
『わはは、もっと厳しいんじゃない?』
鮫さんは厳しいぞ絶対。
なんたって栄三君に似てるしな。
おまけ
「好誠、眉間に皺寄ってんぞ」
「うるせー。勝手に寄ったんだ」
「そうかよ。(素直じゃねーの」
十三さんと源二、七緒が話している時の会話。
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