59.

「なぁ、実は秀徳ってアホばっかりか??」

『うーん。真太郎のド天然と高尾の原先輩気質で隠れてたけど他の人達も大変天然だったね』

私も騙されるとこだったわ。

「やっぱりどっかで見たことあると思ったら原か」

『これで“一チームに一台原先輩”みたいな現象が起こってたら私死ぬわ』

「何それ怖い」

『私はこれを原現象って名付けるわ』

「名付けるな、現実になったらどうしてくれんだ」




これは帰りの電車での会話なのだが、聞いてた第三者からすれば“大概私達もアホの子だったな”と、家に帰って花宮ママのドジっぷり見てる時に思った。

無自覚怖い。






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