17.


「おいこら涼風起きろ」

『んーーーーまだ食べたいよーー』

「寝ぼけてんじゃねぇよバァカ」

『ひでぶ』

ペットボトル的なもので頭叩かれました涼風です。
痛くないけど痛かった……。

もう着いたのか。
……二時間ほど爆睡していたようだ。

『真君おはよう、そしてありがとう』

「まじ足痛かった」

『すみません真様』

「夕飯カレーな」

『了解しましたー』

真君の為に全力でお料理しますとも!!!!



「ねぇなんかあそこだけリア充オーラ飛んでんだけどなんなの付き合ってんの」

「くだらない事言っている暇があったら瀬戸運ぶの手伝え原」

「へーへー」

『真君真君。私らリア充っぽいって!!真君!!!』

全部聞こえていましたとも。
真君が彼氏とか絶対彼女幸せだって。

「ああ、そ」

『聞いて!!!!』

そして相変わらず話を聞いてくれないのであった。






[ 18/65 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]