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「これからどうするのだよ」

卒業式も終わり皆が正門で写真を撮っている中私達は裏門へ来ていた。

勿論正門には涼太と私の両親も居るのだが、行ったところで相手にもされないだろう。


「涼風、もう化粧なんかしなくって良いんだよ。素の涼風で一緒に撮ろう」


裏門へ行こうと言ったのは征十郎だった。
一体何をしに行くんだ、という疑問はあったが私のためだったなんて………。


まったく何処までも優しいな、征十郎。


『征十郎……真太郎、敦…………ありがとうっ!!!!!』







この日撮った写真は全部で4枚。

征十郎達、瑠樺達、霧崎御一行。そして、真君とである。



私の3年間はけして幸せとは言えなかったが濃い3年間であったと思う。


終わりよければすべてよし。


先人の言葉を頭に響かせながら私達は裏門から振り返ること無く帝光中を後にした。



〜END〜



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