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午前のシフトギリギリまで働いて教室へ行ってみると今吉さんが客席に座って優雅にコーヒーを飲んでいた。
いや何時来たの、結構ギリギリまで働いていたんですけどね私。
「おー涼風ちゃん、よう似合っとるやないの」
思ってもいない事をいけしゃぁしゃぁと言ってくれる。
半笑いなのを隠そうともしない辺り逆に潔い気がしてきた。
『そんなぁ、お世辞なんていいですよぉ。』
“それじゃあ早く行きましょうか”と、言う前に青峰君がこちらへ近寄って来た。
「なんであんたがここにいんだよ」
しかもこいつと一緒に、とでも続けたそうな顔をしている。
「なんや青峰やないか、気付かなかったわ。なんでて涼風ちゃんの晴れ姿見よー思てな」
笑いに来たの間違えですけどね。
「っていうか知り合いなのかよ」
「おん。昨日イケメン集団来たやろ??そいつの中の一人の先輩やねんわし」
『真君繋がりなんだよぉ』
ああ面倒臭い、早い所仕事に戻ってはくれないだろうか。
「そろそろいこか」
今吉さんも説明することが面倒になったのかさり気無く早く出ることを促した。
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