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『おかえりなさいませご主人様ぁ。あ、真君達来てくれたんだねぇ』

私は彼氏である涼太の片割れの黄瀬涼風が嫌いだ。

私だけじゃなく涼太も青峰君も夏生も、黒子君やさつきもあいつの事を嫌っている。

そんな涼風を貶めてやろうと体育の時間や授業中に嫌がらせをしているのだが如何せんあいつには効いていないようだ。

今回だってどうせ似合わないだろうと思って(普段地味だと思ってるクラスの奴等と一緒に惨めな思いすればいいと思って)接客担当にしたのになんかそれなりに似合っていたし。

私達に協力してくれている男子ですら可愛いというレベルだった………解せぬ。


それに涼風の知り合いだと思われる男達もイケメンだったし。
緑間君や赤司君と話している時の様な雰囲気だし、本当に親しい間柄であるようだ。


イケメン集団に囲まれている涼風を見て夏生も府に落ちない顔している。
というかうちのクラスの人間は皆少なからず驚いているようだ。


会話が一段落ついたのか涼風がオーダーしに私達のところへ戻ってくる。





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