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『これが私ですよーーーーー』
「うっそ!!!!似てないっ!!!!!!ってか誰おまwwwwwwwwwwwww」
自撮り写メ(花宮付き)を見せてくれた。
涼風ちゃんの事情を聞いた時には普段の涼風ちゃんからは考えられない位重いもん抱えてるんだな、今度からもっと優しくしてやろうと思ったわけだが。
その前に瀬戸の言動には吃驚した。 なんでお前が聞くの、普段そういうところ空気読むじゃんお前。
それにしても携帯に向かって花宮とピースしている厚化粧女が目の前に居る涼風ちゃんだとは誰が思うだろうか。 原形とどめてないってこういうこと言うんじゃねーの。
でも素材が美人だから厚化粧しててもそこら編の女より可愛いわけで……化粧って本当怖いな、と思いました。
『その恰好でぶりっこしてるんです。あ、今度文化祭あるのでよかったら来て下さいよ。私どうせぼっちなんで一緒に回りましょう』
なんかさびしいこと言ってんだけど。
「いや、数人友達いんじゃんお前」
友達居るには居る様だ。
『部活仲間と真太郎達のこと??そっちはこの前誘われたけど断っておいた。』
何でだよ!! 涼風ちゃんってホント考えてることよくわかんねー、古橋並みに読めないわ。
「わかった、どうせ花宮は行くんだろうし一緒に回ろうぜ。イケメンに囲まれてるぶりっこ涼風ちゃん見せつけといてやるから」
『まじっすか。そういえば皆さん顔だけはイケメンでしたもんね、顔だけは』
あ、いつもの涼風ちゃんだ。
「うん、失礼だね」
『えっ』
「えっ」
とりあえず、涼風ちゃんの笑顔が見れたので良しとしようか。
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