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咲子と夏生の仕事を終わらせて時間的に下校時刻なので近くのあまりこういうことに関わりのなさそうな女子に帰るうまを伝え霧崎へと直行した。
「遅いよー涼風ちゃん」
『うるせぇな、早く練習行ってくれませんか練習倍にしますよ』
ガム喰いながら近づいてきた原先輩についつい当たってしまった。
本当に申し訳ない。
罪悪感が芽生えたので謝ろうと思ったら謝る前に顔を真っ青にして練習へと行ってしまった。
そんなに怖かったのだろうか??
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「花宮花宮花宮花宮ぁあああああ!!!!!!」
「んだよ原、うるせぇ」
涼風が来たからと涼風の元へ直行したはずの原が顔面蒼白で走って来た。
何だというのだ。
「涼風ちゃんどうしたの?!!!!なんであんなに機嫌悪いの?!!!!!超怖いんだけど!!!!!!!」
ああ、あいつ怒ってんのか。
初めて見たら怖いわな。原、ご愁傷さま。
そういえば今、文化祭の準備しているって言っていたな……それか。
「……はぁ、ちょっと待っとけ。お前らぁ!!!!!!休憩だ休憩!!!!!!!!!」
部員の士気に関わるしな、どうにかするか。
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