08. [ 11/49 ]
んーっふふ、いーーっええい!!!
現在真君と帰宅中なのですが、花宮ママが私の好物作って待っていてくれているそうなのでもう嬉しくて嬉しくて震えが止まらない。
「涼風、貧乏揺すりはやめろ。目立つ」
『だって……嬉しくて』
そう言ったら、無言で頭を撫でてくれた。
真君はお兄さんのようななんて言うんだろう……涼太には感じた事のない感情なのは確か。
「そう言えばお前、電話掛けた時いつもと様子が違ったけどなんかあったのか?」
こうやって私の変化にすぐ気付いてくれる真君が大好きです。
『今日はいつもより絡まれてね、しかも理由が八つ当たりみたいな感じで……解せぬ』
………解せぬ。
「それで返り討ちにしたんだろうな?」
『勿論!!』
もう一度頭を撫でてくれた。
本当、真君優しい。
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