05. [ 8/49 ]

5.6時間目をしっかり受けてやっと放課後。

咲子夏生の八つ当たりにも耐えて、き↑た↑くぅぅううう↑↑的なテンションで帰宅しようと思ったら真君から連絡が来た。

『やっほー真君、今日はどうしたの??』

「どうしたじゃねぇよ、今日泊りに来んのか?」

『え、行って良いの?!!』

行って良いのであれば毎日だって泊まりますけど。

「母親が……今日は涼風来るのかってうるさいんだよ……」

『花宮ママが?!!行って良いのならいつでも泊りに行きますけど?!!私的には真君が会いたいからじゃなかった事にちょっと残念だけどね』

「バァカ」

『私が馬鹿なら世の中馬鹿ばっかりね』

「実際馬鹿ばっかりだろ」

『そうなんだけどねー。あ、真君部活でしょ??霧崎行けばいいのかな??』

「そういやお前帰宅部か」

『違うよ、引退したのーー』

「ああはい」

『聞いてよ!!!』

「聞いてる聞いてる。つーか放課後暇ならこれからうちのバスケ部のマネやれよ。人手足りなくて困ってたんだよ」

おお真君が困っているとあらば助けないわけにはいくまいよ。

『いーよー!!それじゃあデータ頂戴ねーー』

「用意しとく」

『今から行くね』

「ああ」

丁度暇していたところだ、バスケに関われるなんて私ツイてる。

さてと、愛しの真君のところへ行きますか。いざ、霧崎第一へ!!!





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