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あっはははははh!!!!
「もう、あいつらの顔って言ったらないね!!!」

『清々しい笑顔だな征十郎』

「馬鹿を笑うとは不謹慎なのだよ」

『あんたも大概失礼だけどね』

屋上で昼食タイムな私達なわけだが先程から征十郎の笑いが止まらない。

4限中ずっと我慢していたのだから仕方ないと言えばそうなのかもしれないが。

それにしても笑い過ぎだと思う。

「あーー笑った。にしても涼風、今日は一段と絡まれてるね。何かしたの?」

『知らない。私も今日はよく絡まれるな、とは感じてたけど気のせいかと思って。』

慣れって怖いね。

「慣れとは怖いのだよ」

『真ちゃんとおんなじこと考えてた。』

「真ちゃん言うな」

『ハッ!!みどりんの癖に。』

「煩い黙れ。」

真ちゃんはみどりんって呼ばれるのが嫌いらしい。知ってたけど。

「そういえば、今日は涼太が上の空で天音の話を聞いていなかったな。それが関係あるかもしれないな」

天音って言うのは咲子の事ね、因みに夏生は遠藤。

『えーー何それ、私只のとばっちりじゃないの』

「遠藤は多分青峰が学校サボったのが原因だろう。」

『理不尽すぎる。』

「青峰の件については後日練習3倍にしておくよ」

『まじでか、征十郎さんきゅーー!!涼風、超うれしぃーー』

「うざいからぶりっこやめろ」

『そこは受け取ってほしかった……』

「クーリングオフを発動する」

『残念ながらうちの商品はクーリングオフできませんので、すみませぇーん』

「……何、しているのだよ」

「真太郎、この悪徳商法どうにかしろ」

『お兄さんもどうですかぁーー??』

「何の話なのだよぉおおおおおお?!!!!!!」

こいつ等と居ると嫌なことも忘れられる






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