「清子―――!!!!」

振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負け振り向いたら負k………「なんで無視するの清子」………無駄だったか。

入学式も無事終了し、今から教室へと移動という時に後ろから声を掛けられた。

なんか見たことのある(気のせいだと思いたかった)奴の姿を見掛けたが華麗にスル―していたというのに。

というか結構遠くに居たはずなのにこいつ縮地法でも会得したのか??なんなの忍者にでもなる気なの。

『……何故ここに居る』

お前は兄と一緒に海常高校へ行くはずじゃなかったのか、若しくは推薦の話があった秀徳。

「いやだなぁ、私と清子は運命の糸で結ばれているから女神様のお・か・げ」

嫌だこの子怖い。

『ああそう。それは良いけどあんた早く自分のクラス行ったら??てか早く行け轢くぞ』

只でさえウザいのに目の前に居られては邪魔である。

「ざーんねん!!うちと清子は同じクラスなのだぁ!!!まさに一心同体!!!運命を共にする宿命を誓ったうち等だけが成せる技!!!」

『梓マジ黙れ。つーか誓ってねぇし刺すぞ』

「やっだぁ清子こわーい」

神は私を見捨てたのか。
なんなの梓と同じとか絶対煩いじゃん私に死ねと、そうおっしゃるのか神よ。
私無宗教だけどさ。

「そんなことより早く教室行こうよ」

『……そうね』

お前が言うのかお前が。
もう何も言う気になれなかったので黙って付いていくことにした。
これで教室の場所わかんないとか迷ったとか言ったらマジで殺す。


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