「（ふわぁ………ねむい）」


何故こんなにも天気の良い日に校長の長ったらしい話を聞いていなければならないのだろうか。

校長だって昔は教員だっただろうに。
教員時代、校長の話の長さに何も思わなかったのだろうか。

何も感じていなかったのなら私には理解できない、感じていたのに現在同じ道を通っているのならマジ轢いてやりたいっていうか轢く。


校長が何を言っているのか真面目に聞いてないからわからないが多分こうだろう。

“めでてぇ日だ、３年間充実して過ごせお前等”

今日は入学式。

卒業式を無事に終え、帝光時代の友人とも涙の別れをした。
主に泣いていたのは同じ部活の後輩と戦友だったが。

私は東京から神奈川の立海大付属高校へ進学した為知人なんてものはいないはずだ。

中学時代は騒がしかったし高校生活くらいは静かに暮らしたいものだな。

………フラグだったらどうしよ。


とにかく。
本日快晴、入学式日和である。


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