02.


忍になるという決意を固めてお兄様に申せば、暫し驚いておられたが“ああ、わかった。それなら忍術学園へ行きなさい。私もそこで学んだのだから”と、あっさり了承して下さいました。


執筆していませんでしたが、私の兄は今を時めく売れっ子忍者にございます。
自慢の兄です。


そして忍術学園へ入学することになった私は、くのたま教室と忍たま教室があったのですが忍たま教室を選択し、見事忍たまへとなる事が出来ました。


女子なんていない、男子だけ。
それは仕方のない事でしょう。

女の忍者なんて五本の指に余りある位に少ないのですから。


でも今まで女中さん達が身の回りの世話をしてくださっていたし、落城後はお兄様と二人だけでしたのでこんなにも多くの男性が近しい位置にいる今の環境にはなかなか慣れませぬ。

早く慣れないといけないのですがね。





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