マネ舐めんなよ。




やっと悪魔共から解放されたのでいざ、真太郎の元へ!!!!!行きたくないけどね。



「優子、待っていたのだよ。聞きたいことがたくさんある」

真太郎と一緒に居るのは……あれ誰だ??チームメイトの高尾君とやらではなさそうだ(見た目から判断して)。高尾君とお話ししたかったなーー。

「おい、聞いてるのか?!!優子!!」

『あーごめんちょっと考え事しててね。なあに真太郎。』

「お前は…………」

呆れ顔だけれどね元々真太郎だって言ってなかったわけだから私だけのせいじゃないと思うの。

「へーこいつがお前の姉弟なー……似てねぇ。」

なななんだってーー。似てないらしい。ちょっと高感度上がったところで君は誰なのだよ。

『それで君は誰?』

「青峰大輝だ。つーか会ってんだけど。」

はい高感度下落―――。ミサイル並の早さで急降下した。


そういえばこのガングロ桐皇戦の時居たわ。


そろそろ自分の記憶力どうにかしないとな……。


「こいつ興味のない奴のことは一切覚えていないのだよ」

そうなのよ真太郎。よくわかってらっしゃる流石私の片割れ。

「そーかよ。まぁ良いけどお前黄瀬狙いなの?」


……


…………はぁ??何言ってんのこのガングロ。


『……それはどういう意味で聞いているのかな?青峰君』

内容によっては暴力も到仕方ない。勿論言葉のね。

(この時周りは青峰と優子の事をハラハラしながら見ていたそうだ。)

「どういうってそのままの意味だよ、黄瀬が好きでマネやってんのかって聞いてんだ」

彼には私の青筋が目に入らないらしい。
真太郎なんかいつ止めに入ろうかソワソワしているというのに。


『んなわけねぇだろバァカ。つーかお前はそんな生半可な気持ちでマネがこの時期まで勤まると思ってるのか。あそーか練習サボってるんだものね知るわけないかマネの仕事の大変さなんて、死ね。大体お前……』

「す、ストップ!!その位にしといてやってよ。青峰も悪気があってそう聞いたわけじゃなさそーだし。なんも考えねーで聞いただけだと思うぜ?」

誰かが私の暴言を止めに入ってきた。

多分この人が高尾君。
真太郎の言ってたイメージもろだし。

それにしても青峰君。自分から地雷踏んどいて何怯えているの??

『それは知ってるけどなんかむかつくからさ。止めてくれてありがとう高尾君。』

「いーえ!!」


ほんと秀徳には良い人がいっぱいいるね。勿論海常が一番だけど。