text


「営業の佐々木と経理の上野さん付き合ってるらしい」

「えぇぇっ!!!マジでぇ!!?あの二人!!?」

「今ので完全に目ぇ覚めただろ」

「ちょっ、アンタそれあたしを起こすためのガセだったら怒るかんね!」

「マジだっつの。この前マリオンから出て来たの見たヤツがいんだよ」

「はぁ!?あんな会社から近いラブホに行っちゃってんの!!?バカな二人だねぇ!!」

「だよなー」




自分の知らない情報なだけあって私の目は今ギンギンになっている。

もっと私の知らない面白い話が聞きたい!





「他は?他何か知ってる!!?」

「こうゆう場合、次は相川がネタを提供する番だろ?」

「あたし?んとねー」




いつの間にか二人して会社の噂話で盛り上がってしまっていた。

こうして色々話してると会社はたくさんネタがあるんだなと改めて思った。

社内恋愛お盛んですね。






「んじゃ、野田くんと小川さんがデキてるってのは?」

「それ有名じゃん。知ってるっつの」

「じゃーその小川さんが安部課長ともデキてるってことは?」

「はぁ!?マジかよ。二股な上に不倫かよ」

「小川さん、清楚な顔してやるよねー」

「気の毒だな、野田」

「可哀想だよね。で、そんな野田くんを狙ってるのが村田さんね」

「村田さんって、あの受付嬢か」

「あ、受付嬢と言えば…如月って結城さんと付き合ってたんだよね?」




もう完全にノリノリで如月に詰め寄った。





「誰が言ったんだよ、そんなデマ」

「え?デマだったの?」

「俺、結城さんと仕事以外で口利いたことないんだけど」

「そんなんで付き合ってるって噂されちゃうなんて迷惑な話だね」

「まったくだ」




そっか、如月付き合ってなかったんだ。

同僚で同期で割りと仲いい方だけど何となく聞けなかったんだよね。

でも今日聞けてちょっとスッキリ。






「そうゆうお前は…」

「え?」

「そうゆうお前は久保さんが好きとか噂されてっけど?真相は?」

「えぇ!!?何それ!!!」




突然何を言うかと思えば、久保さん!!?





「まぁ確かに仕事も出来るし格好いいけど別に好きとかじゃないし」

「ふーん」

「ってか何情報よそれ!」

「だから、たんなる噂」

「なんつー迷惑な噂なんでしょ」

「だな」




[*prev] [next#]

PageTop

.


.





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -