2月16日・17日に駅前の大きなデパートの上階にあるスペースを借りて、卒業制作展が行われました。

卒業制作展は、ヴィジュアル、情報(グラフィック)、映像、プロダクト、インテリア、テキスタイル、ジュエリー、セラミック(陶芸)の中から自分達のやりたい分野に別れて、各々好きな作品を作り、展示することを目的としています。

私はセラミックを選び、陶器で家の形をしたランプシェードを作りました。
ランプシェード

▼タイトル
「暖」+「明」=「家」

▼コンセプト
オランダ、チェコ、ベルギーなどのヨーロッパのファサード建築をデザインに用いた卓上のランプシェード。
本来は通りに面した正面のみの装飾を背面にも装飾し、光が漏れて出来る陰による家の暖かみを表現した。
光による暖かみと明るさを小さな家の形をしたランプシェードに詰め込み、女性へのプレゼントに向いた作品にした。

▼ファサードとは
ファサードとは建築物の正面(デザイン)。
フランス語に由来し、英語のfaceと同根。
最も目に付く場所であり、重要視される。

▼感想
家の窓をくり抜く時に、粘土が柔らかすぎても固すぎても良くないので意外と大変だった。また、組み立てる前に乾燥させる時に、粘土が反るのを防ぐために板には挟んでおいたら、板が粘土の水分を吸ってしまいひびが入ってしまう事があったりと失敗が多かった。


ちなみに、展示したときの様子はこんなかんじでした↓
全体アップ
真ん中にある黒い箱は、覗くと実際にライトを入れてた時にどうなるのかが見られるようになっています。

この作品を作り始めた時から自分では全然納得のいく作品ではなくて、何度見ても不格好で、可愛くもない作品だと感じていました。それは卒展前日の設営の時までずっと思っていました。そして実際に展示してみると、他の皆の方が展示の仕方もとてもまとまっていて可愛らしく、私は完全に自信を失い、展示をしたくなくなりました(初めから自信はなかったけども笑)。
そんな私を再び立ち上がらせてくれたのは、友人や先生の言葉でした。他の分野の友人は、皆がどんな作品を作っているのかは卒展当日まで分かりません。そんな友人が私の作品を見て「凄いね」「可愛い」そんな言葉をかけてくれました。
そんなことない、皆の方が凄いよ、可愛いよ。そう返すと、皆は「自分の作品なんて全然…こんな…」と言っていました。自分だけが自信がないわけではない、ということに気付くことが出来ました。

そんな友人達の作品(一部)を紹介しようと思います。
作品@作品A作品B作品C作品D作品E作品F作品G作品H

皆素晴らしい作品ばかりでとても感動しました。
普段はあんなに下ネタ連呼してふざけてばかりいるのに、やるときはやるんだな、と実感(笑)
こんな経験はこの先きっと出来ないと思います(美大に進む友人はまた卒展があるだろうけど)。貴重な体験が出来て、とても良かったです。

卒展に来てくれた中学の友人と両親、ありがとう…!
そしてここまで読んでくださった方々も、本当にありがとうございました…!


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2013.2.16-17 卒業制作展




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