「おはようございます、柳先輩!」

「あぁ、おはよう」

「っ本日も朝から素敵なお声です…!今日は朝練がなかったんですか?」

「……。よく知っているな」

「いえ今知りました!通りでほんの少しだけ声に掠れがあるんですね、いつもより寝起きに近いから。すっごくセクシーですほんと素敵」

「……変わらないと思うが」

「柳先輩の声なら僅かな違いでも聞き分けられる私が言うんだからセクシーですよ!3割り増しで!」

「…お前は常にそのテンションだな」

「柳先輩とのお喋りは安定してこのテンションでお届け出来ます!」

「求めてはいないがな」

「その煩わし気な感じも堪りませんね…!困りを感じさせる苦笑をそのお声に混ぜて生まれる吐息感やばいです。最近は柳先輩のお声に鬱陶しがられるのが実は密かなマイブームなんですえへへ」

「……そろそろ教室に戻った方が良いんじゃないか」

「あ、チャイム鳴ったら戻ります〜」

「いや今すぐ教室に戻れ」

「…っ!!その品のあるお声から命令口調頂きました…!鐘が鳴るまでもっと私のこと邪険にしてみませんか!」

「…勘弁してくれ」

もうしている。



声フェチ少女に気に入られる柳



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〇〇フェチシリーズ楽しそうっていうか少なくともこの柳さんは楽しく書ける。

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