「教官、大人なキスがしてみたいです」


この娘は何を言っているんだ。俺は自分よりもふた回りも年の違う少女を眉根を寄せながら見やった。
またいつものように冗談を言ってるのかと思ったのだが、どうやら彼女は本気のようだ。いつになく真剣な表情で、名前は俺をじっと見つめている。

冗談ではないということが分かったが、俺は言わざるを得なかった。


「冗談はよせ」
「冗談なんかじゃありません!」


名前の細い両腕が俺の首に緩く巻きつく。それと同時に俺と彼女の距離はゼロになった。
女性特有の柔らかさが、俺の理性をゆっくりと壊していく。


「マリクさん…好き」
「…どうなってもしらんぞ」


俺は彼女の両腕を首から放し、拘束した。そしてすぐに彼女の唇に食らいついた。
柔らかい名前の唇が、俺の頭を溶かしてゆく。


「マリクさ、んっ…」


彼女の甘い声が俺を誘う。角度を変えながらゆっくり、ふっくらとした名前の唇を堪能する。
息をするために僅かに開いた隙間から舌を入れると、名前の口から甘い声が漏れる。

舌を絡ませると、卑猥な音が漏れた。それに気を良くした俺は歯列をなぞったり唇をなめたりする。名前の体がびくびくと震えた。
俺はゆっくりとした動作で彼女を近くにあったベッドに倒し、彼女の耳元で囁く。



「          」











「という夢を見たんだ」
「教官爆発しろ」






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