朝の日差しがカーテンの隙間から顔に当たり目を覚ます。
その光は気持ちよくて、でも眩しくて…。


私は身を捩じらせて出来るだけその光が顔に当たらないようにする。
すると、シーツが擦れる音がした。


「ん…、名前…?」
『リチャード。…ごめん、起こしちゃった?』
「ううん。大丈夫」


起き上がると彼は私を優しく抱きしめる。
そんな彼の胸に私は顔を埋めて背中に腕を回す。彼の優しい匂いが、私のなかいっぱいに広がった。




「おはよう。名前」

私は視線をあげて彼を見る。


『おはよう、リチャード』

見つめあったあと、どちらからともなく唇を寄せ、キスをする。






これが日常。私たちにとって、あたりまえの一日がはじめるのだ。




「今日も、いい天気だ」
『うん。…とっても』



彼の腕の中、私はこの上ない幸せを感じた。愛している人と一緒にいられること…。それだけで、私の心は満たされる。



『リチャード…好き』
「うん、僕も…大好きだよ」




いつまでも、この幸せが続くように祈る。
大好きなリチャードと、いつまでも…ずっと一緒にいられるように…。







柔らかいベッドの上で
(永遠の幸せを望む)








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