船の上。
海にはいい思い出と悪い思い出どちらもある。


私は手すりに肘をついて空を見上げる。
少しだけ気温が高くなってきたのではないだろうか。



ストラタ…小さいころに何度か訪れたことがあるが、そんなこと今はどうでもいい。




「はぁ」



何度目か分からない溜息をつく。
仲間に心配をかけてはいけないのはわかってる…、でもどうしようもない。





気を取りなおさなければ。
みんなと行動する前に、なんとかして。表だけでも、なおさなくちゃいけない…。




でも、今だけ…一人きりになれる、今だけ…





悩ませて…










…ねぇ






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