「名前…?どうしたんですか…?」
凛とした声、優しい…声。
あなたはいつも私を気にかけてくれたっけ。いつも私を守ってくれたよね。
一人で何でも抱え込むな。自分たちがいる。
そう、ずっと言ってくれたよね。励ましてくれたよね。
誰よりも私の傍にいてくれた人…私がおかしいと、すぐに気づいてくれる優しい人…。
「ヒュー、バート…」
「どうしたんですか!?顔色が悪いですよ!」
「私…わた、し…」
「名前…?」
『一人で抱え込むな、自分たちがいる。』
そうだね、本当に…その通りだよ。
「あのね、ヒューバート。…私ね、ラムダに干渉を受けているかもしれないの」
真実を、話そう。