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「姫さん!もうっ…もう無理です!持ちこたえられません!」



聞こえてきた兵士の声




それと同時だった

「えぇ、もう持ちこたえてくれなくて結構よ」



私達の背後に現れた織田の軍勢
その中心に立つは光秀様が帰蝶と呼び親しんでいた濃姫様に森蘭丸



「一向に敵が来ないと思ったら、裏切り者の軍が何やってんだよ!」

「大方、光秀の邪魔をさせない為じゃないかしら」

「くだらない!そのせいで蘭丸の手柄が減るじゃないかっ!うわっ!?」
「…っ!!」

首に突きつけた苦無、頭に当てられた銃口














一瞬、時が止まる










「…その苦無を退けなさい」

「濃様が引いてくださるなら」





光秀様を…自分の主君を馬鹿にされて動かずにいられるほど、今の私は冷静にはなれない。

一触即発の空気が流れる











きっとそうしていたのは数分だろう、

ピリピリした空気が…揺れた





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bkm
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