ケセランパサラン | ナノ

こんにちは

私は今、遊園地に来ています

いや、かすがとか市とか友達とじゃなくて、蘭といつきちゃんと私の3人で。


予定してたお母さんが行けなくなったのさ、ふ。

「名無しーっ!ジェットコースター!!」
「ねぇちゃん早くー!」

こうゆう時は息ぴったりでケンカもしないから楽っちゃあ楽なんだけど…ねぇちゃんもうフラフラよ…?
一体ジェットコースター何周したと思ってるの…


しかも、2人で乗せなきゃ不安だから私1人だし、知らない人と一緒だといたたまれないのよね…



「蘭、いつきちゃん。私ベンチで待って「ヤダ!」え…」
「じゃあ乗るの止めんべ」


勝手に何処も行かないよね…と出口付近のベンチで待っていようかとも思ったが、なにやら2人に気を使わせてしまったような気がする…

え、それってどうなのよ…年長者としてさ、


しょぼーんとした2人の表情が胸に突き刺さる


「〜〜っ、わかった、乗ろうか!」

言い出せば2人して「え?」っとした表情をする

「お姉ちゃんはジェットコースターなんかに負けません!」

好きではないけど、ね。


「ほんとだべか!?」
「へへっ!やったね!」

そうと決まればと2人に手を引かれ全力で走った


(なんでこうゆうときはめちゃくちゃ速いの!?)

お姉ちゃんはジェットコースターにつくまでに息絶えそうです…






















「む、今見知った影が通り過ぎんかったか?」
「わたくしもみたきがしますが…きょうはきゅうじつ。こちらはこちらでたのしむといたしましょう」
「ははっ!そうじゃのう!」





























(あぁ…隣、いないといいな…)

ジェットコースターに着いてから、並んで並んでやっと回ってきた順番。
座る前にふぅ、とため息を吐いた





いざ座ってみればやっぱり相席。


「よ、よろしくお願いします」

なんとなく経験から無言も辛かったので勇気を出して声をかけてみた。

が、返事はない。


(やばい…すべった!?)



「あ、あの…」

もうなんやら頭が混乱してパニックになりかけ、恥ずかしいやらなにやらで話しかけてしまう


もしかしたら何かアクションしてくれるかもしれないと横を見れば、赤髪の・・長い前髪で目は見えなかったがこちらを見て首を傾げている男の人がいた









(…楽しいですか?)
((コクリ))
(それはよかっぎゃーっ!!)

090430




     


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